にほんごの「いいよ」は、ふくすうの意味(いみ:meaning)があります。
質問(しつもん)にたいする、返答(へんとう)のばあい、
「OK」のこうていの意味になるときと、「NO」ひていの意味になるときがあり、はんたいの意味になるのできをつけましょう。
※注意(ちゅうい):「いいよ」はためぐちです。
敬語(けいご)ではなすときは、つかわないほうがいいです。
「OK」こうていの「いいよ」
まず「OK」の意味の肯定的(こうていてき)な「いいよ」です。
おねがいにたいして「OK、いいよ」という意味でこたえます。
おねがいにたいして、行動(こうどう)するのはじぶんです。
(例文)
A:「ペンをかしてください。」
B:「いいよ。」
A:「ちょっとてつだって。」
B:「いいよー。」
A:「いっしょにかいものきてくれない?」
B:「いいよ。」
「NO」ひていの「いいよ」
「いいよ」は否定的(ひていてき)な意味でつかわれるばあいもあります。
これは「だれか」が「する」「してあげる」こうどうにたいして、
「いらない」「そのひつようなない」という意味になります。
行動(こうどう)するのは「だれか」で、その行動は「しなくていい」ということです。
ちなみに「OK」の「いいよ」とは、言いかた・イントネーションがちがいます。
ひていのばあいは、わかりにくいので、「いいよ、だいじょうぶ」とか「いいよ、〜しなくて」とあとに、ことばをつづけることがおおいです。
(例文)
A:「てつだってあげようか?」
B:「いいよ、(だいじょうぶ)。」
A:「いえまでおくろうか?」
B:「いいよ、(おくらなくて)。」
A:「そうじしておきましょうか?」
B:「いいよ、(しなくて)。」
「もういいよ」
「もういいよ」は「これいじょう必要(ひつよう)ない」という意味です。
うえの「NO」のいみとほとんど同(おな)じですね。
※「もういいよ」はしつもんにたいする、へんとうでなくてもつかえます。
※「もう」がはなれて、「いいよ、もう〜」となったりもします。
(例文)
A:「もっとビールのむ?」
B:「もういいよ。」←(もうのまない)
A:「まだまったほうがいいですか?」
B:「いいよ、もう。」←(もうまたなくていい)
A:(ひっしでなにかをさがしている…)
B:「もういいよ。」←(もうさがさなくてもいい)
つぎのれいぶんは、「NO」のいみの「もういいよ」にもみえますが、
これは「OK」のいみの「いいよ」になります。
Aさんがしゃちょうにたいして、「おねがい」しているのです。
A:「そろそろ家(いえ)にかえってもいいですか?」
社長:「いいよ、もう。」←(いえにかえっていい)
「〜ていいよ」
どうしにつく「〜していいよ」は「きょか」「OK」のいみです。
「たべていいよ。」
「きゅうけいしてもいいよ。」
「もうかえっていいよ。」
「〜いいよ」
「good」のいみの「いいよ」です。
かいわでつかうばあい、あいてがそれを「いい」としらない・おもってないときに、
じょうほうをおしえるかんじで、つかうことがおおいです。
「せんしゅうはじまったアニメいいよ。」
「あたらしいレストランとてもいいよ。」
「いいよー!そのちょうしでがんばって。」
「〜がいいよ」
「〜がいいよ」は、ほかにもせんたくしがあるなかで、「〜」がいいときょうちょうするニュアンスがあります。
ほかのものではなくて「〜をきぼうする」という意志(いし)です。
「きょうのゆうしょくはすしがいい。」
「バイクのいろはあかいろがいい。」
「かれじゃなくて、あなたがいい。」
「〜でいいよ。」になると、
ほかのものでもいいけど、「〜でもいい」。
「〜でもだいじょうぶ」「〜でももんだいはない」というニュアンスになります。
「きょうのランチはラーメンでいいよ。」
「あかいろがよかったけど、きいろでいいよ。」